LeFort+SSRO(両顎手術)は、美容の手術の中では大掛かりな手術になります。
気になるけれどなんだか怖い・・・というように敬遠されがちな手術でもありますので、今回は両顎手術について詳しく解説していきます!
LeFort + SSRO(両顎手術)ってなに?
LeFort + SSROとは歯を含めた顔面骨格を理想的な状態に復元する手術のことを指し、上顎(Le Fort)と下顎(SSRO)を同時に手術することを両顎手術といいます。
噛み合わせが関係してくるので矯正歯科と連携して行い、原則、術後矯正(場合によっては術前も)が必要となります。
手術が向いている人
- 下顎前突症(いわゆるシャクレ顔)
- ガミースマイル(笑ったときに歯茎がたくさん出る)
- 上顎前突症(いわゆるロゴボ、口元が突出しており不機嫌な印象に見える)
- 下顎・オトガイ後退症(いわゆるアゴなし)
- 顔面非対称(顔が歪んでいる、顔の真ん中がずれている)
傷跡ができる箇所
気になる「痛み」について
皆さんが想像されているよりも痛みがあるわけではありません。
なぜなら現代では麻酔や鎮痛剤が進歩し、質が良くなっているからです。
丁寧な手術を行えば、手術後痛みで眠れなくなってしまうというようなことはほとんどありません。
骨切り後のリスク
1番心配の声をいただくのは“痺れ”。痺れに関しては術前にCTを取ることで、痺れが出るかどうかの判断をある程度つけることができます。担当医に確認してその上で施術を受けるかどうかの判断をしてみてください。
美容と保険適用治療の違い
「機能的・容的な異常を治す」という治療目的には大きな差はありません。
大きな違いがあるのは美容の場合
☑️整容面に比重が大きい
☑️患者様の希望に寄り添った治療ができる
とういうことです。
- 正常の範囲に近いがまだ気になるという患者様の望む状態にアプローチしていく
- 患者様1人1人の好みや希望にできるだけ寄り添ってアプローチしていく
というのが美容外科のスタンスとなります。
この記事の監修者
院長
山本 崇弘
Takahiro Yamamoto
【経歴】
2010年
名古屋大学卒業、東京警察病院臨床研修医
2012年
東京大学医学部附属病院勤務、東京大学形成外科・美容外科
2014年
自治医科大学病院形成外科 勤務
2015年
東京警察病院形成外科、大手美容外科
2017年
帝京大学医学部附属病院形成外科
2020年
東京美容外科 銀座院 院長
2020年
東京美容外科 輪郭形成 診療部長
スキンクリニック山本皮フ科形成外科・美容外科院長
2023年 11月
CONTOUR CLINIC TOKYO 開院
【資格】
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会正会員(JSAPS)専門医