骨切り後は何を食べるべき?
両顎手術後は、すぐに普段と同じ食事ができるというわけではなく、しばらくの間は流動食にしていただく必要があります。
今回は、骨切り経験者が食べていたという食べ物や、ぜひ積極的に取ってほしい栄養についてもご紹介していきます!
なぜ流動食にしなければいけないの?
両顎手術では、噛み合わせを変えたり噛む部分を一度外し、上顎と下顎を同時に手術します。
”噛む”という動作は患部に大きな負担がかかり、骨のずれや骨をとめるプレートが折れる原因になり、ひどい場合には再手術になることもあります。
そのため術後3週間は流動食にする必要があるのです。
ダウンタイム中積極的に摂るべき栄養素
全ての栄養素をバランスよく摂取するのが一番良いですが、傷を治すことに特に大きく貢献する栄養素はこちらです。
- たんぱく質
- ビタミンA
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- ビオチン
- ビタミンC
- 亜鉛
骨切り経験者に聞くダウンタイム中、これ食べてた
噛むのが難しいので口の中で溶けるものやツルッと飲み込めるものがオススメです。
骨切り経験者が太鼓判を押す”キューピーの介護食”
離乳食は味が薄いので、味もしっかりしていて栄養素もしっかり摂れる介護食がオススメです。
食べやすさも4段階で選べるので、ペースト状から徐々に舌や歯茎で潰せるものに移行していきましょう。
骨切りダウンタイム中、特に不足しがちな栄養素
プロテイン
骨切りをして、骨が治る過程でタンパク質(アミノ酸)が必要になります。現代人はタンパク質が不足しがちなので、骨切り後のダウンタイムは特に意識して摂ることをオススメいたします。
タンパク質の摂取目安量は自分の体重(kg)×タンパク質1.5~2g
お水
骨切り後、最初の3日間は「腫れが強くて水も飲みづらい…」というような状態になることもあります。
しかし水が不足してしまうと余計に気持ち悪くなってしまったりする原因に…
術後は食事量も減りますし、思ったよりも水分不足になりやすいので、ご自身が飲みやすいもので構いませんので積極的に水分を摂るようにしてください。
この記事の監修者
医師
石川 菜緒
Nao Ishikawa
【経歴】
2020年
国家公務員共済連合 九段坂病院
2022年
グローバルビューティークリニック 勤務
2023年 11月
CONTOUR CLINIC TOKYO 勤務