頬骨骨切りと 頬骨セットバックって何が違うの?
最近よく話題にあがる頬骨セットバック。輪郭骨切りを考えている方の中には、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は『頬骨セットバック』についてと、よく比較される『頬骨骨切り』との違いも併せて解説していきます!
頬骨骨切りとは?
頬骨骨切は、前から見た頬の張り、顔の横幅、斜めから見た時のチークトップの迫り出しを改善し、滑らかな卵型のフェイスラインを作る治療です。
頬骨骨切りはこんな方におすすめ
- 斜めから見たときに頬骨部分が張り出している方
- 男性的なごつごつとしたフェイスラインの方
- 正面から見た時に、頬骨が外側へ出っ張っている方
頬骨骨切りの手術方法
頬骨骨切り術は、もみあげの中を5mm〜1㎝ほど切開して頬骨弓という部分を骨切りし、次いで口腔内からアプローチして頬骨体部の骨切りを行い骨片を移動して固定します。
傷跡ができる箇所
頬骨セットバックとは?
頬骨が前方や横方向へ張っていて平面的な輪郭を、頬骨を後ろ方向へスライドさせることで流線形で立体的な輪郭にします。頬骨と一緒に目の横の骨を後方に動かすので、目が前に出て、奥目が改善されたような印象になります。
頬骨セットバックはこんな方におすすめ
- 目の横の骨の張り出しが強く、目の横に余白が多い方
- とにかく奥目を改善したく、目尻グラマラスでこれ以上白目を広げられないと言われた方
- 斜めから見たオージーカーブの高い部分もしっかりと減らしたい方
頬骨セットバックの手術方法
頬骨骨切り術は、もみあげの中を5mm〜1㎝ほど切開して頬骨弓という部分を骨切りし、次いで口腔内からアプローチして頬骨体部の骨切りを行い骨片を移動して固定します。
傷跡ができる箇所
二つの手術の明確な違い
ここまでそれぞれの手術について解説してきましたが、 決定的な違いは、「頬骨セットバック」では「頬骨骨切り」で絶対に下げられない部位(図の黄色部分)を下げられることです。 逆に言うと、それ以外の部分は「頬骨骨切り」でも改善が可能ですので、患者様に合った手術の選択が大切になります。
この記事の監修者
院長
山本 崇弘
Takahiro Yamamoto
【経歴】
2010年
名古屋大学卒業、東京警察病院臨床研修医
2012年
東京大学医学部附属病院勤務、東京大学形成外科・美容外科
2014年
自治医科大学病院形成外科 勤務
2015年
東京警察病院形成外科、大手美容外科
2017年
帝京大学医学部附属病院形成外科
2020年
東京美容外科 銀座院 院長
2020年
東京美容外科 輪郭形成 診療部長
スキンクリニック山本皮フ科形成外科・美容外科院長
2023年 11月
CONTOUR CLINIC TOKYO 開院
【資格】
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会正会員(JSAPS)専門医