
ひどい団子鼻に悩み、スマホで何度も「団子鼻の治し方」を検索していませんか? そんな「本気で団子鼻を改善する方法を知りたい!」と切望する女性が増えているのかもしれません。もし整形しか手段がないなら、リアルな費用や注意点についても把握しておきたいですよね。
そこで今回は団子鼻コンプレックスの女性に向けて、”整形”と”自力での対策”の両面から徹底調査した結果をお伝えします。
団子鼻を“今すぐ”解消したい!自力対策の効果を検証
結論からお伝えすると、団子鼻の自力対策はどのやり方も充分な効果は期待できないので、美容クリニックでの相談を検討してください。また、逆効果になる危険な方法もあるので、セルフケアには十分注意してください。
鼻クリップって実際効果あるの?
団子鼻の改善を目的とした鼻クリップですが、効果には疑問が残ります。単に鼻を挟むだけで骨や軟骨の形を変えることは難しく、一時的に圧迫されても元に戻る可能性が高いです。
さらに、長時間強い圧力をかけ続けると、鼻の形に悪影響を及ぼすことも。特に軟骨部分が変形しやすくなり、小鼻が広がってしまうリスクがあります。そのため、使用には十分な注意が必要です。
マッサージで左右の小鼻が広がるケースも
ひどい団子鼻や小鼻の原因は、骨や軟骨、脂肪の厚みにあります。マッサージは血流を促す程度の効果しかなく、鼻の形自体を変えることはできません。強い圧力を加えると、かえって小鼻が広がり、団子鼻が悪化する恐れも。また、摩擦により皮膚が厚くなる可能性があるため注意が必要です。
「痩せれば団子鼻が治る」説は本当なのか
団子鼻の原因の一つに、鼻の皮下脂肪の厚みがあります。「太ると団子鼻がひどくなった」と感じる人もいるように、ダイエットで余分な脂肪を減らせば顔がスッキリ見える可能性はあります。
しかし、「太る=団子鼻になる」「痩せる=団子鼻が治る」と単純には言えません。団子鼻は、軟骨の広がり・皮膚の厚さ・脂肪の厚さが絡み合っているため、体重を減らしても骨の形は変えられません。
脂肪溶解注射で鼻先の脂肪を減らしても、骨や軟骨の形を整えない限り、団子鼻の根本的な改善は難しいでしょう。
原因は鼻先の軟骨?ひどい団子鼻は自力で治せない
現時点で「ひどい団子鼻を自力で治せる」と医学的に認められた方法は、皆無です。その理由は、団子鼻の原因が骨や軟骨といった生まれつきの形状によるものが大半だからです。
団子鼻は、遺伝的な要因以外にも体重や生活習慣など後天的な要素で症状がひどくなることもありますが、基本的な鼻の形は骨格が決定します。
皮膚や脂肪組織の厚みに加え、鼻先の形を決める鼻翼軟骨が広がっている状態が、いわゆる“団子鼻”です。ベースとなる骨格の形を変えるには、美容クリニックでの整形手術が最も有効な選択肢の一つといえるでしょう。
>>【後悔しない鼻整形】カウンセリング前の整理ポイントを知りたい方はこちら
団子鼻を整形で改善する3つのメリット

ひどい団子鼻を根本的に改善するためには、整形手術が最も効果的です。整形による改善手段を選ぶことで下記のような3つのメリットがあります。
①ハッキリ変化を出せる
最大のメリットは、着実な改善効果を得られるところです。メスを使う手術はダウンタイムなどのリスクも伴う反面、自力対策では到底不可能な“形状の変化”を技術により叶えられます。
丸みを帯びた鼻先、存在感のあり過ぎる小鼻など、コンプレックスの原因になる団子鼻の形状をハッキリ変えられるのは、整形手術だけです。
例えば、Eラインと呼ばれる鼻先・唇・顎を結ぶラインを整えるだけでも横顔の見た目はかなり変わります。
②顔全体の印象を自然に変えられる
整形で鼻の形を微調整するだけで、顔全体の印象も自然に変えられます。「丸顔+団子鼻」タイプでお悩みの方であれば、「鼻先の丸みが顔の丸みを強調している気がする…」と感じたことがあるかもしれません。
実際、鼻は顔の中でもインパクトが強く、顔全体の印象を左右するパーツなので、修正を考えるのも一つの手です。
中央の鼻筋をシャープにするだけで、他のパーツに手を加えなくても、団子鼻から連想されることが多い「野暮ったい」、「子供っぽい」雰囲気が払拭され、顔全体が洗練された美人度の高い印象になるでしょう。
③効果が半永久的に持続する
美容整形で団子鼻を改善することで、半永久的に形を変えることができます。一度の手術で理想の鼻に近づけるのが、整形の大きなメリットです。
団子鼻の治療としてヒアルロン酸注入を選ぶ方法もありますが、時間とともに吸収されるため、効果は一時的です。半永久的な改善には向きませんが、整形手術前のシミュレーションとして試してみるのは良い選択肢かもしれません。
美容クリニックで受けられる団子鼻整形の術式・費用・注意点
美容クリニックで団子鼻を改善する手術はいくつかありますが、代表的なのが「鼻尖形成術」です。これは、ヒアルロン酸注入のようなプチ整形とは異なり、重度の団子鼻にも対応可能です。一度手術を受ければ、半永久的な改善が期待できます。
<鼻尖形成術>

鼻尖形成術は団子鼻を解消するために、左右に大きく広がった鼻翼軟骨同士を正中に引き寄せて固定する手術です。原因となる軟骨部分の形状を変えるので、鼻先をスッキリと細くできます。
丸い鼻先、ボリューム感の強い鼻先など団子鼻の特徴的な形状を改善するのに抜群の効果を発揮し、鼻筋の通ったラインに仕上げることが可能です。
・メリット
ひどい団子鼻でも、原因となる軟骨の広がりを調整することで洗練されたシャープな鼻筋に変えられます。理想の状態に調整し、固定するため、効果も半永久的に続きます。
仕上がりも非常にナチュラルです。鼻の穴の中を切開するため、目立つところに傷跡が残らずに済みます。ダウンタイム中も腫れや赤み、ギプスをマスクで隠せるところも、見逃せないメリットです。
鼻先の皮膚(肌)は他のパーツより硬いのが特徴で、術後の腫れやむくみなどは患部に集中する傾向があります。
基本的にマスクで隠せない範囲まで症状が出ることはないため「ダウンタイム中なのを周りに知られたくない」と望む方にぴったりの施術です。
・デメリット
鼻尖形成術に限ったことではありませんが、本格的な美容整形手術のため、ダウンタイムは避けられません。
術後1週間を経過する頃から少しずつ腫れが引いていますが、ヒアルロン酸注入よりは長めのダウンタイムになります。
また、鼻の頭の皮膚の厚みが主な原因になっているケースでは、鼻尖形成術のみでは狙う効果が出しにくいことがあります。その場合、軟骨移植を併用することで鼻先に高さとシャープさを出し、より理想的な形に整えることができます。
・ダウンタイムの長さ
ダウンタイムの長さは個人差がありますが、強く腫れる場合でも3日から7日前後で落ち着くケースが大半です。手術直後からギプスを装着し、数日経過してから除去するスケジュールになります。
シャワーは翌日からOKで、ギプスが外れれば洗顔も可能になります。患部の腫れが目立たなくなるまでの目安は約1ヶ月で、大体3ヶ月後にはナチュラルな状態に仕上がります。
・効果の持続性
基本的に半永久的に続きます。
ダウンタイムのピークには、だるさや頭痛、熱感など副作用の症状が起きることもあり、年単位での経過観察も必要です。
・注意点
手術後は「抜糸までは運動を控える」、「術後1週間程度は飲酒や喫煙、うつ伏せ寝を避ける」など気をつけることが何点かあるため、痛みやダウンタイムの時間を長引かせないためにも医師の指示に従ってください。
鼻尖形成術だけでは理想の形にならない場合
「耳介軟骨移植」や「鼻中隔延長」を併用することで、より洗練されたノーズラインを目指せます。
耳介軟骨移植:耳の軟骨を鼻先に移植し、高さを出しながらシャープな形に整える手術。皮膚が厚い人でもスッキリとした印象に。
鼻中隔延長:鼻中隔軟骨を利用して鼻先を前方または下向きに延ばし、バランスの取れたラインを作る手術。
団子鼻の原因によって適した手術は異なるため、仕上がりを細かく調整できるクリニックを選び、カウンセリングでしっかり相談することが大切です。
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この記事の監修者

医師
石川 菜緒
Nao Ishikawa
【経歴】
2020年
国家公務員共済連合 九段坂病院
2022年
グローバルビューティークリニック 勤務
2023年 11月
CONTOUR CLINIC TOKYO 勤務