斜鼻修正術

斜鼻修正術とは

斜鼻とは正面や下から見たときに鼻が斜めに曲がっていたり、湾曲している状態をいいます。また多くの方は軽度の斜鼻は持っていますが、斜鼻が強いと曲がっている印象が強くなり、鼻の通りにも影響がでます。

また、鼻中隔湾曲症は鼻の真ん中の仕切りの軟骨の曲がりのことを言います。
鼻中隔湾曲症は珍しくなく、日本人の9割ほどがなんらかの湾曲が見られると言われていますが、湾曲の程度が強いと外鼻(鼻の見た目)に影響が出て、曲がっているようにみえたり、鼻の通りに影響がでたりします。

鼻は正面から見て上1/3は骨、下2/3は軟骨で構成されていますが、どの部分が曲がっているかで、骨性斜鼻、軟骨性斜鼻に分けられます。
大多数の方が骨、軟骨性の両方の斜鼻があり、それぞれ曲がっている部位ごとに適切な治療を行うことが大切です。

骨性斜鼻は鼻骨骨切りを中心に、鼻の骨を動かしまっすぐにしていきます。

軟骨性斜鼻は曲がっている鼻中隔の部分をくり抜いたり(SMR; submucous resection of the nasal septum:図示)、添え木をすることでまっすぐにしたり(Spreader graft:図示)することで改善します。

添え木に使う材料(graft)は通常、鼻中隔軟骨や肋軟骨を使用します。

このような方におすすめ

斜鼻修正術のメリット・デメリット

メリット

デメリット

術式

手術方法

鼻腔粘膜および鼻柱の皮膚を切開してオープン法で直接見ながら鼻筋の歪んでいる部分を治していきます。
骨性斜鼻なら鼻骨骨切りを、軟骨性斜鼻なら鼻中隔湾曲矯正を、両方ならその双方の施術を行い、鼻筋をまっすぐ見える位置に組み立てます。
その後切開した鼻腔粘膜、鼻柱皮膚を縫合し終了です。

症例

※効果には個人差がございます

術後経過とアフターフォロー

術後

手術翌日

7日目

1ヶ月

手術の腫れも無くなり、自然になってきます。

3ヶ月

ほぼ完成です。

副作用/リスク

Q&A

Q1:生まれつきではなく昔鼻をぶつけてから曲がってしまいました。これも斜鼻修正で治せますか?

可能です。

Q2:両顎後に鼻が曲がった感じがします。斜鼻修正適応でしょうか?

両顎手術で上顎のANSという部分から鼻中隔の土台を外して骨を短縮するので鼻中隔の短縮量が少ないと余った部分が曲がったり、ANSの土台からずれてしまうことで斜鼻になることもあります。その場合は斜鼻修正の適応となりえます。術前にCTを撮影して原因を判断して手術を行うのでご安心ください。

Q3:見かけ上治ったら満足なのですが、プロテーゼを入れたりして見かけだけ治せませんか?

一般的には曲がったお鼻にプロテーゼを入れたら鼻筋が通ってより一層曲がりが気になるようになりえます。根本治療は斜鼻修正で曲がった部分を治すことですが、当院で取り扱っているオーダーメイドプロテーゼでごく軽度の斜鼻や鷲鼻はカモフラージュできるのでお気軽にご相談ください。

Q4:全体的に顔が歪んでいるのですが鼻だけ治すと変ですか?

鼻の曲がりだけ治すと目から口までのズレが、鼻下から口までの短い距離でのズレになって逆に目立つようになります。本当に全てを治すのであれば骨格からの治療になりますが、ご本人様の理想のイメージとの擦り合わせを行なって治せるところ・治せないところのお話をさせていただきます。

料金

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