輪郭
分節骨切りやASO(Anterior segment osteotomy)という名前です。
一般的には両側の第一小臼歯(前から4番目の歯、時に5番目の歯)を抜歯して、そのスペースの分だけ前歯を後ろに下げる施術です。
↓ 骨切り手術の種類についてはこちらをチェック
https://contourclinictokyo.com/column/1744/
<セットバックを行った参考症例>
https://www.instagram.com/p/CS1cauKh8oM/?igsh=cG4weDB0ZG5kbXNi
https://www.instagram.com/p/CRllwBKheWR/?igsh=MWppY3NzeHJ1djI0bg==
① 元の突出がそれほど強くない人
後退量が調整できず、口元が下がりすぎ老けた印象になることがあります。
② くちびるが薄い方
唇が薄い方は骨の下がり具合に対する反応がよく、唇が平坦になり老けた印象になりやすく注意が必要です。
③ ガミースマイルがある方
セットバックでは改善が得られません。ルフォーの適応になります。
④鼻が小さいあるいはアップノーズの方
口元が下がることで、アップノーズが強調されやすくなるので、術後に鼻の整形が必要になります。
⑤小顔化を望む方
セットバックでは横顔が整うことはあっても顔全体が小顔になった印象は作れません。
2時間程
ダウンタイムの期間には個人差がありますが、セットバック手術の場合、約1か月で90%程度の腫れ・内出血が改善されます。腫れや内出血がほぼ完全になくなるのは、3か月程度の場合が多いです。
ダウンタイムに生じる内出血・腫れには個人差が大きいため、念のためダウンタイム期間は余裕を持って考えておきましょう。
また、手術中の侵襲によるものではなく、術後の腫れや内出血などの要因によって口の開けづらさが生じることがあります。このような開口障害は多くの場合、約1ヶ月後には改善するケースが多いです。
当院では、術後のアフターケアを重要視し、万全のアフターフォロー体制を整えています。手術をしたら終了ではなく、術後の咬合やたるみ等へも真摯に向き合います。美容外科・矯正歯科・美容皮膚科が揃っているからこそ、トータルで治療を行うことができます。最後まで責任を持って治療の担当をさせていただきますので、ご安心ください。
手術前から口元やフェイスラインに左右差がある場合、手術によって出来るだけ補正するように骨を移動するなど最善を尽くしますが、場合によっては完全に左右対称に仕上がらない可能性がございます。
セットバックの手術により顔面神経を直接損傷させることは基本的にありませんが、ごく稀に表情筋の動きが鈍くなる、口にゆがみ等が生じるなどの神経麻痺が生じることがあります。
ダメージの程度と個人差によってダウンタイムの長さは変わってきますが、徐々に改善していきます。
骨切り手術に限らず、どのような手術においても感染のリスクはございます。
感染対策を徹底して行っていますが、万が一感染が生じた場合は、創部の状態を確認して状況によっては洗浄等の処置が必要になることもあります。骨を固定しているプレート等に感染が生じた場合は、骨の再接合がある程度進んだ、約1ヶ月後以降を目安に抜去することとなります。 上記の方法により、ほとんどのケースで感染の鎮静化をはかることが可能です。
手術中に切り離した骨を移動させている関係で、骨の接合面に空隙・段差が生じることあります。必要な場合は専用器具を使用して可能な限り慣らしていくことで、 段差部が滑らかな面へと変化するため、術後皮膚に違和感が生じることはほぼありません。空隙の部分は、時間が経過するとともに仮骨化されて骨組織により封鎖されます。
術後は皮膚と皮下組織に余裕が生じることで、皮膚にたるみが生じることがあります。たるみが生じるかどうかには個人差があり、一般的に軟組織の厚さや年齢に比例して生じやすくなります。たるみが生じた場合は、術後の状態に応じてその後の改善方法をご提案させていただきます。
骨の移動より、噛み合わせが一時的に不安定になる可能性があります。当院には矯正歯科専門のドクターが在籍しておりますので、そういった場合でも適切に対応していくことが可能です。
セットバックの手術は、抜歯によって歯槽骨部を切除しスペースを作り、硬口蓋を骨切り・分節して後方へ移動することで顎の形状を整える手術です。事前に術後予測模型を製作・デザインし、術中はその模型を元に骨切り手術を行いますので、基本的に切りすぎることはありませんが、患者様が極端な形を希望された場合などには、当院では手術をお受けしない場合もございます。ご了承ください。
セットバック (分節骨切り)
※表示価格はすべて税込です